盛岡駅前のアパートに住んでいました。
40年前。
小学校へはこの橋を渡ってすぐの場所にあります。
毎日。この景色を眺めて暮らしていました。
岩手山が見える日も… 見えない日も…
そして・・・
小３のある日。
ボクは【夢の世界を】見つけたのです。
←もうちょっと左
はい、 ↓自転車の人の真下↓
石垣づたいに進み、橋の下の鉄骨へ行く、
す
る
と
ここは【 ボクだけの秘密基地！！ 】
↓ ↓ ↓
鉄骨の隙間に板を敷いて座ってみると・・・
頭上からは経済の音、眼下には川のせせらぎ…
自然と文明の狭間から
いつも変わらぬ岩手山が望めた。
と書きたいところですが・・・
「川のせせらぎ」はウソです。 1968年当時。
北上川は松尾鉱山から排出される石炭や川に捨てられた
鉄くずや残飯その他の廃棄物が混ざって赤茶色に濁っていて
河原はゴミだらけ、賢治の絵とは別の世界が広がっていました。
ボクはこの秘密基地でこれから始まる高度経済成長の先端
【夢の世界】を感じていたのかもしれません。
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