タカハシ。
盛岡駅前のアパートに父母と住んでいました。
写真左の緑地、昔は草ボウボウの河川敷が遊び場。
写真 左手前、橋のたもとから一つ目の橋脚の下(遊歩道)
に、いわゆる乞食の方の集落がありました。
建物はコテージのようになっており共同井戸もあった。
1967年。
ボクはその乞食(いわゆる)の方の家が映画の
看板でつくられた壁だけの家であることに気づいた。
「青天井」である。
だが、その天井の数メートル上に開運橋がある。
超重量鉄骨製、台風にもビクともしない天井なのだ。
設計理論的には「西部ドーム」と云える。
その天井を見ていたたボクは…
あっ。。。
鉄骨組みの枠の間に板を渡せばボックスになるっ!
自分だけの秘密基地を作れるかもしれない。
でもそこは乞食の方の吹き抜けの家の屋根裏である。
ひとの家の中に勝手に「秘密基地」はつくれない。
第一、それでは「秘密基地」にならないのだ。
なので作戦を対岸の鉄骨組みの枠と決める。
ここは「木伏し」対岸は材木町である。
板切れには不自由しない。
この計画は絶対にひとりで進行しなければならない。
親は当然、友だちもガールフレンドの○○○ちゃんにも内緒だ。
学校帰り、板切れを拾って少しずつ秘密基地をつくる。
もちろんおやつはここ、家で食べたのでは味けない。
サンダース軍曹愛用のサブマシンガンは必須アイテム。
棒切れと釘を拾い石金づちでこしらえた。
【ひとりコンバットごっこ】 たのしい!
対岸へ攻め込むストーリー満載! (^^)/
せっかくなので同級生をひとり誘った。
そしたら…あっという間に広まってしまった。 (>_<)
他のクラスの子にも。。。更に上級生にも伝わってしまう。。。
にわか人気者扱いされたが基地に行きたい人が多く、
それをうまく捌けず収集がつかなくなってしまった。 (>_<)
で、結局上級生に基地の使用権利を奪われた。だが、
同級生にはそんな理由が通らず右往左往するだけだった。
数日後、同級生の誰かが先生に「基地へ公平に行ける様に
して欲しい」と訴えたらしい…
万事休す。
放課後、現場検証が行われた。
そして…ボクは「首謀者」及び「犯人」となる。
程なく学校から秘密基地の撤去命令が下った。 (-_-)
2010年
開運橋は現在も当時と変わっていない。 (^_^)v